Jリーグ・浦和とガンバ大阪に制裁金 サポーター間の暴動騒ぎで

【2008年6月11日】

毎日新聞によると、5月17日 (UTC+9) に行われた試合でサポーター同士がトラブルを起こしたJ1リーグ浦和レッズガンバ大阪に対し、日本プロサッカーリーグ (Jリーグ) は6月10日、安全管理義務を怠ったとして、ホームの浦和に過去最高の2000万円、ガンバ大阪にも自らのチームのサポーターの挑発を予防できなかったという理由で1000万円の制裁金を課すことを決めた。

問題の試合では、試合前からガンバ大阪のサポーターの一部が水風船を浦和の応援席に投げ込んで挑発行為を行ったが、浦和はその際の初期対応を怠っていた。そして試合終了後に両軍のサポーター同士の小競り合いとなり、浦和のサポーターの多くが出入り口をふさいでガンバ大阪のサポーター800人を足止めにした他、一部の浦和サポーターがガンバ大阪の応援用品を壊したとされる。また読売新聞によると、観客席にいたガンバ大阪のサポーターが別のガンバ大阪のサポーターに押されて3m下に落下して負傷をした他、浦和を中傷したともとれる横断幕を出したとされている。日刊スポーツによると、アウェー(ビジター)のチームが制裁金を受けるのはJリーグ初のことであり、2チームに対しては始末書の提出を求める「譴責(けんせき)処分」も行うことにした。

毎日新聞は、Jリーグ・鬼武健二チェアマンは会見で「(けが人が出た事を重く見て)会場が危険だという印象を与えてしまった」と話したことを伝えた。また、日刊スポーツによれば、「2度とこのような事態が起こらないように指導を徹底させたい」とも話している。

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