FIFA汚職事件 ついにFIFAがバルク氏の電子メールを検察当局に開示

【2015年9月25日】

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FIFA(国際サッカー連盟)のジェローム・バルク事務局長の電子メールの開示をスイスの司法当局がFIFAに対して求めていたが、請求が認められスイスの司法当局に開示された。当初はFIFAから提示されたいくつかの条件をクリアして初めて、電子メールへのアクセスが許可されることになっていたが、FIFAが自発的にメールの開示を同意した形となった。スイスの司法当局は「(バルク)事務局長が利用していた複数のメールアカウントはFIFAの管理下にある」と声明を発表している。

電子メールの開示は、2018年と2022年のFIFAワールドカップの招致に関する、不正の捜査によって求められた。スイス司法当局のラウバー検事総長が、FIFAに対して電子メールへのアクセスを認めるように要求していたもので、スイス司法当局の声明では、FIFAがこの2015年5月以降にやりとりをしていたメールをスイスの司法当局に手渡したことを明らかにしている。ミヒャエル・ラウバー検事総長の事務所は声明の中で「要求したバルク氏の電子メールすべてにアクセスできる」としている。

FIFAは「(スイスの司法)当局には全面的に協力しているが、現在捜査は進行中だ」として、捜査の進展については不明としている。

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