2014サッカーワールドカップ開幕戦を日本人審判員が裁く

【2014年6月12日】

西村雄一主審(2010年、オーストラリア対パラグアイ戦=シドニーの試合にて)CC BY-SA 3.0 
2014ワールドカップ選手権の開会式・開幕戦が行われるサンパウロ市のスタジアム「サンパウロ・アリーナ」CC BY-SA 3.0 

朝日新聞によると、国際サッカー連盟(FIFA)は現地6月10日、2014ワールドカップサッカー選手権(W杯)ブラジル大会の開幕戦(現地6月12日)「ブラジルクロアチア」の試合において、西村雄一主審と、相楽亨(さがら・とおる)名木利幸(なぎ・としゆき)の両副審の日本人審判員チーム3人で試合を裁くことを発表した。

NHKによると、現地10日、FIFAは予選第1次リーグ48試合のうちの最初の4試合における担当審判員を発表したもので、日本人による審判員チームは今大会で初めて編成された。

朝日新聞によると、今回試合を裁く西村、相楽の両氏は前回の2010年に行われた南アフリカ共和国大会に続く通算2回目、名木氏は自身初のW杯審判を担当する。産経新聞によると、西村氏はその2010年の大会ではブラジル対オランダや開幕戦を含む4試合の主審を担当。決勝戦のスペイン対オランダ戦においても第4審判(選手交代補助など)を務めた。

NHKによると、今回日本人審判員が開幕戦を裁くことについて、過去2回の同大会において主審を担当した上川徹氏(日本サッカー協会審判員長)は「世界が注目する開幕戦で審判を担当するのは快挙であり、日本の審判仲間として誇らしく思う」とエールを送った。また同協会の大仁邦彌(だいに・くにや)会長も「日本人の審判員が開幕戦を担当するのは大変なこと。日本人審判員の高い評価は非常にうれしく、他の審判の励みにもなる」と激励した。

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