ドイツ24年ぶりの世界一 延長戦の大熱戦を制す - 2014W杯サッカー決勝戦
【2014年7月14日】
2014ワールドカップ(W杯)サッカー選手権・ブラジル大会の決勝戦が現地7月13日、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、延長戦にもつれる大接戦の末、ドイツが1-0でアルゼンチンを下し、1990年・イタリア大会以来6大会ぶり(24年ぶり)[脚注 1]、旧西ドイツ時代を含め通算4回目のW杯を獲得した。[1][2]
試合は、決勝トーナメント無失点で堅い守りのアルゼンチンと、準決勝で開催国のブラジルに対して圧勝を演じるなど、6試合17得点と安定した攻撃を展開するドイツが激突するという構図だったが、ドイツがクロース選手を中心とした連携攻撃に対し、アルゼンチンもエース・メッシ選手がドリブル突破するなど、両チームとも攻めを見せるが決定力に欠け、試合は0-0のまま、決勝戦としては3大会連続の延長戦となった。そして延長戦後半8分にドイツが途中出場のゲッツェ選手が先制点をたたき込み、その後のアルゼンチンの反撃を0点に抑え、1-0で勝利したドイツが優勝を決めた。[3]
「ドイツ対アルゼンチン」の決勝は今回を含めて3回目で、今回のドイツの優勝で対戦成績はドイツの2勝1敗となった。[4]
ドイツの4回目の優勝は、ブラジルの5回目に次ぐ歴代2位タイ(もう1か国はイタリア)[2]であり、ドイツが東西統一されてからは初めての優勝となる。[3]また、W杯は過去5回南米で行われてきたが、南米開催の大会において、南米以外の国が優勝したのは史上初である。[3]
なお本大会の最優秀選手(MVP=ゴールデンボール賞[1])はアルゼンチンのメッシ選手[2]、得点王はコロンビアのロドリゲス選手が6得点で獲得した。[2]更に今大会の最優秀ゴールキーパー賞(ゴールデングローブ賞)はドイツのノイアー選手が受賞した[1]。次回の2018年大会はロシアで行われる。[4]
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 『【W杯】ドイツ、24年ぶり4度目V!ゲッツェ、延長後半に千金弾!メッシがMVP』 — スポーツ報知, 2014年7月14日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『ドイツ、4度目のW杯優勝 延長後半、ゲッツェが決勝点』 — 朝日新聞, 2014年7月14日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『サッカーW杯 ドイツが4回目の優勝』 — 日本放送協会, 2014年7月14日
- ↑ 4.0 4.1 『サッカーW杯はドイツ優勝 延長でアルゼンチン下す』 — 愛媛新聞, 2014年7月14日
- 脚注
- ↑ スポーツ報知では「24年ぶりの優勝」、朝日では「6大会ぶりの優勝」とそれぞれ表現している