2006年ミクロネシア競技会、開催地立候補に動き

【2005年9月2日】

2006年ミクロネシア競技会の開催地をミクロネシア連邦ヤップ州が返上した後、開催地の再決定はまだなされていない中で、北マリアナ諸島が、8月24日、正式に立候補したほか、パラオも立候補の意向を示している。8月31日、ラジオ・オーストラリアは、北マリアナ諸島とパラオが候補地となるだろうと報道した。

ミクロネシア競技会は4年に一度、ミクロネシアの9つの国・地域が参加する総合競技会。陸上や水泳などの競技が行われる。オセアニア地域では南太平洋競技会に次ぐ規模をもち、2006年大会には選手・関係者含め2000人ほどの参加が予想される。

当初の開催予定地だったヤップ州は、今年、台風の被害にあい、開催を辞退した。その後、開催地の再選考はすぐにはなされなかった。「マリアナズ・バラエティ」紙によれば、2011年の開催地であるマーシャル諸島も開催を打診されたが、1年で準備はできないとして固辞していた。

8月24日、北マリアナ諸島のババウタ知事が、開催地に立候補を正式に表明したと「サイパン・トリビューン」紙は報道した。北マリアナ諸島は、7月末から2006年大会の開催に意欲をみせていた。同紙によると、北マリアナ諸島での開催にあたっては首都のあるサイパン島の既存施設を使い、選手の宿泊には地元の中学校などが使われる予定である。

一方、30日、ラジオ・オーストラリアは、パラオが2006年大会の開催に名乗りを上げる可能性を報道した。「パラオで7月に行われた2005年南太平洋小競技会の運営の成功が好印象を与えたことを期待している」とするパラオ大統領府関係者の発言を、ラジオ・オーストラリアは伝えている。

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