誤認で服役した男性に富山県警察が謝罪

【2007年1月25日】

読売新聞、朝日新聞、北日本新聞によると、富山県で、懲役2年の実刑判決を受けて服役を終えた後、誤認だったことが明らかになった男性が、23日夜、富山県警察を訪れた。同県警はこの男性に対して謝罪した。

富山県警は、19日にこの男性の逮捕が誤認であったことを明らかにしたが、男性の所在が不明だったため、直接の謝罪ができていなかった。23日に、知人を介して男性と連絡を取ることができ、同県警本部内で、同県警刑事部の幹部らが男性と面会して、1時間以上の誤認逮捕の経緯についての説明をするとともに、謝罪した。

県警によれば、男性は、「やっていない」と話したという。

一方、日刊スポーツによると、この男性は、逮捕後、警察から検察官に送致された直後に行われる検察官の弁解録取や、検察官の送致の後、検察官が裁判所に対して行う勾留請求のときの裁判官の勾留質問でも、犯行を否認していたことが明らかになった。

男性は、起訴後、公判では一貫して犯行を自供し、2002年11月に富山地裁で懲役2年の実刑判決を受けた。そして、約8か月間の勾留に引き続き、2年1か月の服役を経て、2005年1月に仮釈放された。

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