英紙記者、バグダードで解放

【2005年10月22日】 イラクで一昨日19日に行方不明になったガーディアン紙の特派員、アイルランド国籍の新聞記者ローリー・キャロル氏が、現地時間22日の夜、誘拐犯から解放された。キャロル氏は36時間監禁されていた。

キャロル氏は解放され、イラクのアーマッド・チャラビ副首相のもとに送り届けられた。キャロル氏はバグダードの米軍管轄地区(通称グリーン・ゾーン)で、イラク政府の保護下におかれた。BBCによれば、ここでキャロル氏はダブリンの家族や勤務先と電話連絡をとった。

ガーディアン紙に対してキャロル氏が語ったところによると、誘拐犯からの扱いは「十分納得のいくものだった」。犯人はシーア派だろうとキャロル氏は考えている。犯人はキャロル氏に、誘拐はある人物とキャロル氏を交換する目的で行われたと述べた。犯人の正体は不明である。BBCによれば、アイルランドのデルモット・アハーン外相は身代金は払っていないと語った。一方、BBCによれば、キャロル氏の解放の代償に拘留中の囚人の解放が行われたかどうかについて、アハーン外相はコメントしなかった。

キャロル氏は、水曜日にサドル・シティのシーア派地区に取材に出かけ、ある家でインタビューを終えて出てきたところを誘拐されていた。

英語版ウィキニュースの記事に基づきます。

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