花王、食用油「エコナ」の特定保健食品の指定を自主返上

【2009年10月10日】

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ウィキペディア特定保健用食品に関する記事があります。
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ウィキペディア花王に関する記事があります。

読売新聞によると、花王特定保健用食品(特保)に指定されていた食用油エコナ」について、10月8日(UTC+9)それを返上する「失効届け」を消費者庁に提出した。特保の指定が取り消されるのは「エコナクッキングオイル」「エコナマヨネーズタイプ」など、エコナシリーズの10商品。

日本経済新聞によると、当初は消費者庁が同日、エコナシリーズの特保表示許可取り消しへ向けた再審査の手続きを行うことを一度は決定していたが、事態の長期化を避ける形で花王自らが自主返上の届出を出した。福島瑞穂消費者担当大臣は会見で「消費者の声や消費者庁の考えを踏まえ、花王が社会的な責任を果たすという判断をされたのだと思う」と話している。

読売新聞によると、今回問題になっている商品は発癌性が指摘される「グリシドール脂肪酸エステル」が一般のサラダ油の10倍から182倍含有されているとして、消費者団体から安全に対する疑問が問われていた。また、読売新聞によると、花王広報部は「新しい食用油を開発して、改めて特保の許可申請を出したい」と話している。

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