沖縄で観測史上最も早い梅雨明け

【2011年6月11日】

今年発生した台風の経路図(PD

沖縄気象台は9日(UTC+9)、同日ごろに沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年の6月23日より14日、昨年の6月19日より10日早い。琉球新報によると、1951年の気象庁の統計開始以降、史上最も早い梅雨明けとなる。

今年、沖縄地方では史上5番目に早い4月30日に梅雨入りをしたとみられており、琉球新報によれば平年より5日短い40日間の梅雨となった。梅雨期間中の雨量は、同気象台が発表した那覇名護久米島南大東島宮古島石垣島西表島与那国島の8地点のうち、南大東島以外の7地点で平年より多くなった。琉球新報は、同気象台の話として、この要因について「本島と比較して、先島の一部は梅雨前線や台風1、2号などの影響が大きかった」と伝えている。

同気象台では、今月1日に沖縄地方の5月の天候について発表しているが、5月10、11日の台風第1号や、28日の台風第2号のほか、梅雨前線などの影響で、5月の降水量はかなり多く、日照時間はかなり少なかったとしている。

一方、気象庁によれば、11日の時点で東北地方と北陸地方を除く日本各地で梅雨入りしており、各地で平年と同じか、平年より早い梅雨入りとなっている。

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