日本ERI、川口の偽装マンションで実態調査

【2006年2月6日】

読売新聞、東京新聞、中国新聞によると、耐震強度偽装事件で民間検査機関・日本ERIは6日午前、同社が建築確認し、ヒューザーが販売した埼玉県川口市のマンション「グランドステージ川口」の実態調査を行った。

「グランドステージ川口」は姉歯秀次・元一級建築士が構造計算し、日本ERIが建築確認を行っていた。偽装発覚後に同社が強度を再計算したところ、基準の56%程度であることが判明していた。同社が建築確認を行った偽装物件で、同社による実態調査は初めて。

東京新聞、中国新聞によると、日本ERIと施工した建築会社「福田組」の作業員ら約30人がマンションを訪れ、コンクリートの成分、強度調査や、超音波探査機で柱や梁の鉄筋の本数の確認などを行った。東京新聞によると、調査は11日まで行われる予定。

東京新聞によると、調査結果は3月中旬頃に判明する予定で、読売新聞、東京新聞によると、この調査結果を基に耐震強度の再計算を行ったうえで補強策等を検討し、マンション住民らに提示するという。

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