日本の石油メーカー・新日石と新日鉱経営統合

【2008年12月8日】

新日本石油=ENEOSのガソリンスタンド一例(資料)
ジャパンエナジー=JOMO(新日鉱HD傘下)のガソリンスタンドの一例(資料)

読売新聞によると、日本国内に於ける石油元売り最大手の新日本石油(新日石)と、ジャパンエナジーを傘下に持っている同6位の新日鉱ホールディングス(新日鉱)は12月4日(UTC+9)、2009年10月をめどとして経営統合することで基本合意した。

統合が実現すれば両社の連結売上高を単純に合算すると13兆1500億円(2009年3月期決算見込み)となり、世界でも第8位クラスの石油会社になるという。国内の石油元売り業者同士で合併・統合されるのは1999年に旧・日本石油三菱石油が合併(現・新日石)以来10年ぶりとなる。また、当ウェブサイト(ウィキニュース日本版)によると新日石は今年10月に九州石油との経営統合を行ったばかりである。

時事通信によると、両社は経営統合準備委員会を作り、2009年3月の正式合意を目指す。その中で統合後の新社名や新会社の社長などの人事、統合比率などを決める予定であり、また統合後は共同で持ち株会社を設置。その傘下に石油の精製・販売、油田開発、金属の3つの部門別会社を作るという。合併後は特に石油の精製・販売部門を中心とした合理化をはかり3年以内で600億円/年以上の相乗効果を見込んでいるという。また全国に数多くある給油所や製油所の統廃合も今後の課題としている。

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