山口市でビニールハウスに突風被害、竜巻の可能性も

【2006年11月11日】

読売新聞、朝日新聞によれば、11日午前7時20分ごろ、山口県山口市名田島でトルコギキョウの栽培用ビニールハウスが、突風によって相次いで壊れた。下関地方気象台は、竜巻またはダウンバーストが発生した可能性もあるとして、調査を始めた。

読売によると、今回壊れたビニールハウスは、いずれも長さが20メートル、幅5.5メートル、高さ2.7メートル。朝日によれば、現場は周防灘に注ぐ椹野川河口付近のハウスで、6棟が全壊したほか、3棟が半壊、1棟が一部損壊した。両氏によれば、けが人や、民家への被害はなかったという。

読売によれば、下関地方気象台はほぼ同時刻の午前7時25分、11.5メートルの最大瞬間風速を同市で観測しており、地元住民の目撃情報もあることから竜巻の可能性が浮上した。NNNが伝えたところによると、同気象台は、「調査中の段階だが、明け方、寒冷前線が通過したため突風が吹いた可能性もある」とした。朝日によれば、当時現場付近では大気が不安定で、竜巻の原因ともなる積乱雲が広がっていた。

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