大阪ドームの命名権、京セラが取得へ

【2006年3月3日】

大阪ドーム・外野席より写す 2006年プロ野球マスターズリーグで(GFDL)

3月2-3日のフジサンケイビジネスアイ、デイリースポーツ、朝日新聞の報道によると、大阪ドームを運営する大阪市第三セクター・株式会社大阪シティドームは3月2日、京都市の精密機械メーカー、京セラ命名権(ネーミングライツ)の売買交渉で合意したことを明らかにした。

ビジネスアイと朝日によると、大阪ドームは来る4月1日より2011年3月31日までの5年間契約で京セラと命名権契約を結び、「京セラドーム」という愛称をつけるとしている。またビジネスアイによると、大阪ドームを準本拠地としているプロ野球チームのオリックス・バファローズヘルメットユニホームのスポンサー契約も併せて結ぶことを発表しており、こちらは3月から2010年の公式戦終了時まで契約を結ぶ。何れも契約金額などについては公表されていない。

京セラの製品、コンタックスカメラ(資料)(CC-by-sa/GFDL)

またデイリースポーツによると、大阪ドームの命名権契約については、京セラ子会社のオフィス用複写機メーカー、京セラミタ(大阪市)を通してシティドーム社からその取得の打診があったとされている。

一方、大阪市の関淳一市長は同日開かれた会見で、大阪市によるドーム運営会社の買収について「現在のところ大阪市による新しい資本投入はできない。会社再建のために管財人の要望によって経済団体や企業などに支援を呼びかける」と買収を否定している。

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