大阪ドームにタクシーの大阪MKが入札
【2006年2月20日】
朝日新聞、スポーツニッポンによると、大阪ドームの保有・運営会社で経営再建中の第三セクター「大阪シティドーム」が所有する資産と営業権の売却先を決めるための競争入札において、これに応じたのが1社だけだったことが17日(朝日による、スポーツニッポンによると18日)、わかった。入札したのは。MKグループに属し、大阪でタクシーを営業する大阪MK。
朝日によると、入札は2月16日まで募集された。資料請求は数社からあったものの、入札したのは大阪MKのみだった。応札額は100億円で、入札下限価格に一致する。スポーツニッポンによるとMKグループの創始者・青木定雄氏は2005年に同ドームを本拠とする市民野球チーム作りを提案。大阪ドームの買収から数年後にそれを実行に移すという関係者の話が伝えられている。
また朝日によると、同グループはドーム球場を運営する新会社設立のための共同出資者を募集し、資金を集めていく意向である。
朝日、日本経済新聞によると、管財人側は、売却にあたり、価格だけでなく、プロ野球公式戦の開催、アマチュアスポーツによる利用、従業員の雇用の継続といった公共的機能の維持などを条件を付けている。20日に応札条件のヒアリングを行ったうえで2月下旬にも落札の可否について最終的に判断するとしている。もし、MKが不適格とされた場合には、大阪市に買い取りが求められることになる。
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編集- 「大阪MKの大阪ドーム落札は不適格」管財人が発言 - 2006年2月22日
出典
編集- asahi.com 『大阪ドーム、応札企業はエムケイ』 — 朝日新聞, 2006年2月18日
- スポニチAnnex(大阪本社) 『"大阪ドーム"MKタクシー応札 最低入札100億円』 — スポーツニッポン, 2006年2月19日
- 『大阪ドーム、応札はエムケイ──最低価格の100億円で、幅広く出資募る』 — 日本経済新聞社, 2006年2月18日