和歌山県・木村知事、官製談合で逮捕

【2006年11月16日】 読売新聞によると、和歌山県の発注工事に関する談合で、下水道工事の入札の受注に関与したとして、11月15日夜、木村良樹容疑者(54歳)が競争入札妨害の疑いで大阪地方検察庁に逮捕された。

読売と朝日新聞によると、木村容疑者は2004年11月に行われた紀ノ川中流域下水道・那賀幹線シールド工事の入札の際、大手ゼネコン大林組の元顧問(64歳)や元和歌山県出納長(60歳)らと共謀して準大手ゼネコンの熊谷組の共同事業体(JV)に受注できるようの便宜を図り、公正な競争入札を妨害したとされている。

また読売によると木村容疑者は2000年から2004年にかけてトンネル工事の談合を行ったとして再逮捕された元ゴルフ場経営者の井山義一被告(54歳)から海外製高級腕時計を受け取っていたことなど、井山被告から木村知事に対する謝礼を贈った事などによる贈収賄の疑いももたれている。

なお、木村容疑者は既に辞意を表明している

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