千葉ロッテ優勝に王手、戎橋厳戒態勢

【2005年10月26日】

道頓堀の飛び込み禁止看板(2003年)
2005年の阪神リーグ優勝時に設置された飛び込み防止のためのフェンス

千葉ロッテマリーンズ阪神タイガースによる日本プロ野球日本シリーズが終幕に近づいた。25日、千葉ロッテは阪神に10対1で勝ち、日本シリーズの対戦成績を3対0と3連勝して、優勝に王手をかけた。これを受け、大阪府警察本部警備部は、大阪市の繁華街を警備するための警備本部を設置した。河北新報や福島民友新聞などが26日伝えた。

日本シリーズは26日に甲子園球場、27日にも同じく甲子園球場、29・30の両日は千葉マリンスタジアムで試合を行い、早ければ26日に優勝チームが決まる。大阪府警では、大阪の通称キタ梅田)やミナミ難波道頓堀)の繁華街での混乱を警戒している。警察では9月に阪神がリーグ優勝を決めた時より200人多い2,700人体制で警戒態勢に入った。

特にミナミの戎橋は、阪神に関係する騒動がたびたび起こり、関係者は警戒を厳重にしている。2003年に阪神がリーグ優勝を決めた時にファン5,000人以上が欄干から飛び込む行為が相次いだため、2005年9月29日に阪神がリーグ優勝を決めた時には戎橋一帯を通行止めにしていたが、群衆が今度は御堂筋に移動し、一部のファンがタクシーの車体の上から飛び跳ねるなどをしたため、大阪府警では御堂筋の車道に群集を出さないように警戒を強めることにしている。また、2005年の阪神のリーグ優勝の際に取り付けられた高さ3mのフェンスもまだ設置されているままで、川沿いの遊歩道も閉鎖する予定にしている。

また、甲子園球場を管轄する兵庫県警察本部・甲子園警察署も、機動隊などの応援を受けて通常の4倍以上の230人体制で球場周辺の警備を行うことにしている。

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