「飛びこまないで」大阪・道頓堀川「ダイブ」に警鐘

【2005年9月23日】

道頓堀の飛び込み禁止看板(2003年)

阪神タイガースのペナントレース優勝が迫り、大阪なんばの道頓堀川に集まった人が飛び込むのを防ぐため、大阪市は、高さ3メートルのフェンスを設置したと朝日放送が伝えた。

朝日放送によれば、一昨年の阪神タイガース優勝時には、若者が川に飛び込み死亡した他、体調を崩す人が続出、大阪市は「川に飛びこむのはやめて」と呼びかけている。また、優勝決定時には道頓堀川沿いの遊歩道を立ち入り禁止にし、安全確保の対策を取ると伝えている。

また、科学的見地から警鐘を鳴らす動きもある。朝日新聞によると、大阪市の日本分析化学専門学校の調査で、一昨年には、5,000人以上が飛び込んだ道頓堀川の水質は、100ミリリットル当たり1万8,000個以上の大腸菌が検出され、海水浴場の「不適」基準の18倍以上であるとの調査結果を報じている。

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