元厚生事務次官連続殺傷事件、小泉容疑者が殺人などの容疑で再逮捕

【2008年12月5日】

毎日新聞によると、元厚生事務次官連続殺傷事件で、警視庁埼玉県警の共同捜査本部は12月4日(UTC+9 以下同)、既に銃刀法違反の容疑で逮捕されていた無職・小泉毅(こいずみ・たけし)容疑者(46歳)を、殺人と殺人未遂の容疑で再逮捕し、浦和署に身柄を移された。

逮捕の直接の容疑は、

  • 11月17日ごろ、さいたま市南区の元厚生事務次官・山口剛彦氏(当時66歳)宅で山口氏と美智子さん(同61歳)夫妻を刃物で刺殺した殺人の容疑
  • あくる11月18日夕方6時25分ごろ、東京都中野区の同・吉原健二氏(76歳)の妻・靖子さんの胸をやはり刃物を使って刺し、全治3ヶ月の大けがを負わせた殺人未遂の容疑

小泉容疑者は上述の2つの事件ともやったとして容疑を認めている。また朝日新聞によると、小泉容疑者は上述の事件を起こした動機については一貫して、「34年前に保健所によって殺されたペットの飼い犬のあだ討ち」「大学に行き官僚が悪だということがわかった」と供述しているという。また中国新聞によると、小泉容疑者は「元次官を襲撃しようと、10数年前にさいたま市に引っ越した」とも供述している。今後両都県の警察は改めて合同捜査本部を設けて、今回の事件の全容解明に努めるとしている。

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