佐世保のスポーツジムで銃乱射事件、2人死亡

【2007年12月15日】 西日本新聞によると、長崎県佐世保市にあるスポーツジムで12月14日(UTC+9)夜、迷彩服を着た男が散弾銃らしきものを乱射し、2人を死なせた他、複数人を負傷させる事件が起きた。犯人の男は逃走中で、長崎県警は無差別殺人事件として行方を追っている。

事件は14日夜7時15分ごろ(日本時間)に、佐世保市のスポーツジム「ルネサンス佐世保」で起きた。同所に迷彩服を着た男が散弾銃らしきものを乱射し、同所の従業員で水泳インストラクター・倉本舞衣さん(26歳)と、利用者の漁業・藤本勇司さん(36歳)の2人が死亡した他、水泳をしていた最中に太ももを撃たれて大怪我した9つの女児を含む6人が負傷、また3人の女性(7つから36歳まで)もショック症状で病院に運ばれたが怪我はなかった。

産経新聞によると、倉本さんは撃たれた後直ちに病院に搬送されたが事件10分後の7時25分に死亡した。西日本によると、ルネサンスの説明で、倉本さんは当時プールにいたが、他のスタッフから逃げるように言われて子供らと事務室に逃げ込んだが、そこに犯人が追いかけて2発を撃った。その際、倉本さんは左後方から腹部を撃たれたと見られている。事件当時、同所には会員と従業員合わせて70人程度がおり、事件現場のプールには小中学生15人に対しインストラクター5人がついて練習を行い、それを保護者が7人程度見学に来ていたという。

西日本によると、県警の調べで、男は身長170-190センチ。フルフェイスヘルメット、ないしは目出し帽をかぶっており、また迷彩服の上にダウンジャケットを着用していた。産経によると、この男は太めの体格で外国人だった可能性もあったという目撃情報もあるという。

読売新聞によると、同所は東京に本部があるスポーツジムチェーン「ルネサンス」の系列で、1993年にオープンした。同所は4階建てになっていて、1階はスーパー、2-4階にスポーツジムやプール、テニスコートがある。

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