ロス疑惑 : 三浦・元社長、留置施設で自殺 - ロス市警発表

【2008年10月12日】

ロス疑惑の銃撃事件でサイパンにて逮捕され、アメリカロサンゼルスへ移送された元会社社長三浦和義容疑者(61歳)がアメリカ太平洋地域時間10月10日夜(UTC-7。日本時間(UTC+9)では10月11日午後)にロサンゼルス市内にある同市警察本部の留置施設で自殺したとして、同市警が記者会見で明らかにした。時事通信の報道で分かった。

同紙記事による在ロサンゼルス日本総領事館の説明では、三浦容疑者は現地10月10日午後9:45(日本時間11日午後1:45)ごろ、留置施設内でTシャツで首をつって自殺を図り、その後ロサンゼルス郡の病院に運ばれたが15分後死亡が確認されたという。

毎日新聞によると、三浦容疑者は10月14日にロサンゼルス郡の地方裁判所に出廷し、アメリカ本土で初めての裁判手続きに入るとともに、予備審問前の事実認否も行われる予定となっていた。ロサンゼルス郡地裁は9月26日、妻・一美さん(1981年殺害当時28歳)の殺害事件で殺人罪容疑の逮捕状は無効としながら、共謀罪での訴追は有効とする決定を下し、三浦容疑者が拘束されていたサイパンからロサンゼルスに移送されていた。

また毎日の別記事によると、青山学院大学の新倉修大学院教授は同新聞社のインタビューに答え「捜査当局が三浦容疑者の死に追いやったようなもの。長時間にわたる移動だけでなく、読書や国際電話をかける事も許されなかったという。精神的に追い詰められたのは当然で監視体制の問題もある」と激怒した。同じく同新聞のインタビューに応えた高須基仁さんは「三浦容疑者がタレントとして所属していた芸能事務所の社長が9月末にサイパンで面会した時、三浦容疑者が『俺の人生はロスで始まってロスで終わるのかなぁ』と高須さんに伝言してきた」と話している。

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