モンテネグロ議会、ジェリコ・シュトラノビッチ内閣を承認
【2006年11月11日】
朝日新聞とさきがけによると10日 (UTC+1) 、モンテネグロ議会はジェリコ・シュトラノビッチ氏を首相とする新内閣を承認した。シュトラノビッチ氏は、首相に正式に就任した。
朝日によると、決議では賛成42、反対28、棄権と欠席が11となり、賛成多数となった。
モンテネグロは今年6月、セルビア・モンテネグロから独立。さきがけによれば、9月には独立後初の議会選挙が行われた。シュトラノビッチ氏はモンテネグロの第一党、民主社会党に所属。セルビアとの連合国家での前政権では、法務大臣も歴任した。
両紙によれば、新首相は、欧州連合 (EU) や、北大西洋条約機構 (NATO) への加盟を早期に実現させたいと語り、セルビアとの友好関係も保っていきたいとの考えを示した。
さきがけによれば、新内閣ではブイツァ・ラゾビッチ氏、ゴルダナ・ジュロビッチ氏が副首相、ミラン・ロチェン氏が外務大臣となったほか、新たに設けられた国防大臣にはロ・ブチニッチ氏が就任した。また、イゴル・ルクシッチ財務大臣らが留任した。
関連記事
編集- 2006年5月24日 モンテネグロで独立を問う国民投票、独立を承認
- 2006年6月4日 モンテネグロ共和国、セルビア・モンテネグロからの独立を宣言
- 2006年6月7日 セルビアも独立を宣言
- 2006年6月16日 日本政府、モンテネグロを国家として承認
出典
編集- 『モンテネグロ、議会が新内閣を承認』 — 朝日新聞, 2006年11月11日
- 共同 『モンテネグロ新内閣が発足 EU早期加盟など目指す』 — 秋田魁新報, 2006年11月11日