日本政府、モンテネグロを国家として承認

【2006年6月16日】

モンテネグロの国章(資料)(GFDL/CC-by-sa)

16日、日本政府は閣議モンテネグロを国家として承認することを決めた。これにより日本が国家承認している国は191ヶ国となった。併せて、山中燁子外務大臣政務官を総理特使として派遣したいとした。特使には小泉純一郎首相の親書を託す。

モンテネグロは、4日、国家連合を形成していたセルビア・モンテネグロからの独立を宣言、7日にはセルビアも独立を宣言するとともに継承国家であることを宣言していた。

なお、毎日新聞によればモンテネグロの独立宣言を受け、12日に欧州連合 (EU) が、13日にはアメリカ合衆国イギリスが国家承認を行うなど各国が順次、国家承認を行っている。外務省によれば、15日現在で既に承認した国は、15箇国である。

外務省によれば日本と従来のセルビア・モンテネグロの外交関係は1997年に旧ユーゴスラビア連邦共和国間の外交開設に始まり、相互に大使館が設置されている。セルビアが同国を継承しているため、セルビアに対して新たに国家承認を行うことは不要とされる。

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