ムラピ山で火砕流、やや弱まる
【2006年5月19日】
共同通信によれば、インドネシアのムラピ山で15日、火砕流が発生した。
日本経済新聞によれば、火砕流は火口から6kmの地点まで流れた。危険区域に住んでいる住民は4万8,000人であるが、半数しか避難していない。
ロイターによれば、溶岩流と熱いガスの噴出は17日、弱まった。ZEENEWSによると、インドネシア運輸省は、熱い火山雲と火山灰が50万フィート(約15万m)の上空まで上がり、航空機に危険を及ぼす可能性があるとして、ムラピ山の上を航空機が飛行することを禁止した。
茨城県つくば市の産業技術総合研究所は18日、夜間の山頂の温度が、4月28日に比べ5月5日に急激に上昇していたと発表した。アメリカ航空宇宙局 (NASA) の観測衛星Terraに搭載されているセンサーASTERの観測結果による。
関連項目
編集出典
編集- 共同通信 『火砕流、1万人避難 ジャワ島』 — 西日本新聞, 2006年5月16日
- 代慶達也 『ジャワ島ムラピ山が噴火、火砕流6キロ地点まで』 — 日本経済新聞, 2006年5月15日
- ロイター 『Lava flows from Indonesian volcano dwindle』 — abcニュース, 2006年5月17日
- 『Planes forbidden to fly over Mount Merapi』 — ZEENEWS.COM, 2006年5月17日
- 『ムラピ山頂の温度急上昇 産総研が衛星観測で確認』 — 西日本新聞, 2006年5月18日
- 『インドネシア、メラピ火山噴火に伴う山頂部の温度上昇を衛星画像で確認』 — 産業技術総合研究所, 2006年5月18日