インドネシア・ムラピ山が噴火する恐れ、住民に避難命令

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インドネシアの地図、がムラピ山の位置(環境により多少位置がずれる)
ムラピ山、USGSによる(2005年以前のもの)
(欠落しているコモンズからの画像: 画像; ログ)

【2006年5月14日】

インドネシアジャワ島中部のムラピ山(位置:南緯7度32分30秒東経110度26分30秒)が今年5月に入って活動を活発化させている。同国火山局は13日(現地時間、UTC+7)、噴火の恐れがあるとしてふもとの住民約4万人に避難命令を発令した。

ANTARAによるとムラピ山はジャカルタから450km南西の中央ジャワ州に位置する火山で、インドネシアの65の活火山のうちの1つ。同国のジュスフ・カラ副大統領は、「住民の避難が噴火が始まるまでに完了することを願っている」と話し、「今回の噴火は1994年や2001年の噴火を超える規模になるだろう」と警告している。ムラピ山の噴火では、1930年に1,730人、1994年に66人が死亡している。読売新聞やBBCによると、現在ムラピ山は溶岩を噴出して噴煙を上げており、火砕流が発生する可能性もあるという。

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