ハニカミ王子・石川遼選手プロゴルファー転向 日本史上最年少

【2008年1月11日】 スポーツニッポンによると、「ハニカミ王子」として知られているゴルフ石川遼選手(16歳 杉並学院高校1年生)が1月10日、プロゴルファーに転向することを記者会見で正式に発表した。会場には日本国外の報道機関も含め300人が詰め掛けて「今日からプロゴルファーの石川遼です。よろしくお願いします」と力強くアピールした。

東京新聞によると、石川選手は2007年5月に行われた日本ツアー(JGTO)マンシングウェアーオープンKSBカップにおいて、当時15歳8ヶ月で優勝を決め、その後2009年度までの同ツアー出場権を得たが、今回のプロ転向によりその行使を使えるようになった。日本のプロゴルファーのこれまでの最年少は1978年に日本プロ協会(JPGA)のプロテストに合格した山浦記義さんの当時16歳11ヶ月。石川選手はそれを上回って日本ツアー最年少のプロ選手となる。石川選手は午前中の学校の授業を受けてから会見場に姿を現し、2008年になってプロゴルファー転向を最終的に決断したことを明かした。

またスポニチによると、石川選手は将来の目標について英語で「いつかタイガー・ウッズ選手と対戦したい。マスターズ優勝もしたい」と語った。東京によると石川選手のプロデビュー戦は2月にオーストラリアで予定される全英オープン選手権の予選大会。日本ツアーには15試合程度参加する予定という。

東京によると、男子ゴルフ選手がアマチュア資格を放棄してプロ選手となることは自由とされているが、ツアーの公認試合に参加する場合はツアー機構主催の予選会上位や下部組織のツアーで実績を重ねるなど一定の資格を必要としている。

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