ジャワ島近海でマグニチュード7.7の地震

【2006年7月18日】

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ウィキペディアジャワ島南西部地震に関する記事があります。
震源の位置(USGSによる)
余震の発生状況(USGSによる)

インドネシアジャワ島の南約250km付近のインド洋で、17日午後3時19分25秒(UTC+7、日本時間午後5時19分25秒)ごろ地震があった。アメリカ地質調査所はマグニチュード7.7と推定している。津波のために死者多数が発生した。発生から2日が経った19日の BBC News は、死者は550人を超える模様と報道した。

震源は南緯9.334度東経107.263度、深さは10kmだった。津波が発生し、観光客が集まるリゾート地が多いジャワ島南岸を襲った。最大の被災地パンガンダランでは沿岸の建物や観光施設が破壊されたほか、ケブメンでは数百隻の漁船が流された。津波の高さは最大で3mに達したという。オランダ人やスウェーデン人の観光客を含む約160人が行方不明となっているのをはじめ、2万人以上が避難している。

ジャカルタポストは、パラントリティスではスマトラ島沖地震による津波に襲われた後、海岸近くの家が高いところへ移されたため、被害が比較的少なかったという現地の住民の話を伝えている。

ジャワ島では5月27日にジャワ島中部地震が発生したばかりだが、被災地ジョグジャカルタでも津波による被害が出ているという。地震発生後、津波発生の可能性について被災地への事前の警告がなかったことが問題視されており、当局への非難が高まっていると、19日の BBC News は伝えた。

ウエストオーストラリアンによると、クリスマス島で60cm、ココス諸島で10cmの津波が観測されたほか、地震から3時間後にはオーストラリア本土の北西部に津波が到達したと見られているが、オーストラリア領内で被害の報告はないという。

ハワイの太平洋津波警報センターは、地震直後にインドネシアやオーストラリアに津波警報を出したが、津波による被害の範囲は予想よりも狭かったという。

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