エボラ熱の疾病対策センター設立を - アフリカ連合訴え
【2014年9月9日】
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西アフリカでエボラ出血熱が大流行している問題を受け、アフリカ連合は現地9月8日(UTC+3)、エチオピア・アジスアベバで緊急閣僚級会議を行い、同連合のズマ委員長は、「同連合の各国がエボラ出血熱の情報を共有・協力し感染の広がりに対応できるよう、アフリカ疾病対策センターの設立を早急に行うべき。」と述べた[1]。
世界保健機関によると、今回の大流行は昨年12月にギニアで最初の感染が確認されてから、5か国(同国、リベリア、シェラレオネ、ナイジェリア、セネガル)で感染が確認され、現地時間9月5日までに死亡者が2000人以上となっており、これまでで最大規模の流行となっている[2]。
またズマ委員長は、エボラ出血熱の感染への対策の重要性を述べるとともに、感染が確認された地域の封鎖で発生した食料価格の高騰などの問題について「社会に悪い影響を与える政策をしないように注意する必要がある」と述べた。同会議では、今回の大流行による地域社会・経済への影響、感染が確認された国への支援策などについて検討・議論を行う[1][2]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 共同通信 『「疾病対策センター設立を」アフリカ連合委員長』 — 産経新聞, 2014年9月8日
- ↑ 2.0 2.1 【ナイロビ=共同】 『対策センター設立訴え アフリカ連合、エボラ巡り緊急会議』 — 日本経済新聞新聞, 2014年9月9日