ウクライナ首相にエハヌロフ首相代行
【2005年9月22日】
ウクライナ最高会議は22日、ユーリー・エハヌロフ現首相代行を新しい首相に承認した。CNNなどが伝えた。
この承認は、8日のユリア・ティモシェンコ(前)首相の解任に伴うもの。20日(朝日新聞によれば19日)の会議では、ヴィクトル・ユーシェンコ大統領の推すエハヌロフ首相代行が否決された。しかし、22日の再採決では、2004年のオレンジ革命で対立したヴィクトル・ヤヌコヴィッチ元首相の一派を取り込んだとCNNなどは見ている。賛成票は289票だった。ウクライナ最高会議は、一院制、定員450。
一方のティモシェンコ前首相のグループは反対票を投じたと見られている。
インタファクス通信によれば、エハヌロフ新首相は22日キエフで報道陣に対し、来週、ドニプロペトロフスクで新内閣の構成を発表すると語った。エハヌロフ首相は、内閣の三分の一は新しい顔ぶれになると語った。エハヌロフ首相は、首相代行に任命される以前から、ドニプロペトロフスク州知事を務めていた。
関連項目
出典
- 『ウクライナ大統領指名の首相候補承認、2度目の採択で』 — CNN, 2005年9月22日
- 『ウクライナ:エハヌロフ首相代行を新首相に承認』 — 毎日新聞社, 2005年9月22日
- 共同通信 『ウクライナで新首相承認 「革命」の宿敵取り込む』 — Yahoo!ジャパン, 2005年9月22日
- 『ウクライナ議会が首相候補否決 大統領の指導力低下鮮明』 — 朝日新聞社, 2005年9月21日
- "Yekhanurov to introduce new cabinet next week in Dnipropetrovsk"。Interfax、2005年9月22日。