インドネシア・ルピア急落、1ドル10397.4ルピアに

【2005年8月28日】 8月上旬以降、インドネシアの通貨、ルピアが急落している。年初に1米ドルあたり9,281.8ルピア、5月に9,500ルピア前後であったものが、8月10日の9,770.2ルピアを最後に急落、22日には1万ルピアを突破、26日には1万397.4ルピアを付けた。

これに対し、インドネシア中央銀行は1週間物市場介入金利を7.5%に引き上げるなどの処置を取った。またインドネシア政府も、中央銀行の米ドルを29日以降ルピアに交換する予定であることを明らかにした。

最近の原油高騰によって、インドネシア政府による石油製品への補助金が増加し、財政赤字が拡大したことを市場が嫌い、ルピアが売られたと見られる。日本経済新聞によれば、バクリー経済担当調整相は25日、石油燃料の値上げを示唆した。

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