【熊本地震】発生直後「ライオン逃げた」とTwitterに投稿した男を逮捕 - 偽計業務妨害の疑い
【2016年7月21日】
今年4月に発生した熊本地震の直後にTwitterに「おいふざけんな、地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが熊本[1]」と嘘の投稿をした神奈川県に住む20代の会社員の男が逮捕された[1][2]。
逮捕容疑は、熊本市動植物園の職員に100件以上の問い合わせ対応を行わせた、偽計業務妨害の疑い[3]。この影響で、動植物園では園内の点検を円滑に行えなかったほか、警察にも相談が寄せられた[2]。逮捕された男は、調べに対し「見た人を驚かせたかった」と述べており容疑を認めている[3]。また警察によると、災害時にデマを流して逮捕されたのは今回が初めてだという[2]。
NHKの取材を受けた熊本市動植物園の松本充史主査は、事件当時について「地震直後に猛獣類の脱走が起きていないか確認はしたが、その後問い合わせ対応に追われ仕事が出来なくなった」と語り、また「混乱時にデマを流して住民を不安にさせる行為は絶対に許せないことだ」とコメントした[2]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 『「ライオン逃げた」デマ投稿の男逮捕』 — 読売新聞, 2016年7月21日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『「ライオン逃げた」熊本地震直後にうそツイート 男を逮捕』 — 日本放送協会, 2016年7月20日
- ↑ 3.0 3.1 小原智恵 『「ライオン放たれた」と地震後投稿、業務妨害容疑で逮捕』 — 朝日新聞, 2016年7月20日