Windows Vistaに新日本語環境

【2005年7月31日】


マイクロソフト株式会社は7月29日、同社の次期オペレーティングシステム「Windows Vista」において日本語環境を一新し、新しい日本語フォント「メイリオ」(Meiryo)を搭載すると発表した。

同フォントはClearType(クリアタイプ)に対応し、マイクロソフトのプレスリリースによれば「ClearTypeの効果を最大限に利用でき、特に画面上での日本語の文章の可読性を画期的に向上させるべく、全く新たにデザインされたもの」だとしている。

またメイリオは、2004年に改正された漢字規格(文字コード)「JIS X 0213:2004」に対応し、アイヌ文字、結合文字、発音記号や、2000年12月の国語審議会で表外漢字字体表に示された「印刷標準字体」、2004年9月に戸籍法施行規則が改正された結果に追加された「新人名用漢字」に対応したという。

なお、これら拡張は「MS ゴシック」、「MS 明朝」といったWindowsに既存のフォントは現時点では対応していないが、Windows XP向けには同様の拡張を施したMS ゴシック3書体、MS 明朝2書体を提供予定だとしている。

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