WTO・ラミー事務局長再任の見通し

【2009年1月7日】 共同通信(47NEWS)・日経新聞によると、世界貿易機関(WTO)の事務局長をラミー事務局長が続投することがほぼ確実になったと伝えた。両社によれば、「対立候補が出ず、なおかつ現事務局長であるラミー氏が継続の意向を示している」とWTOのロックウェル報道官が5日に明らかにしたためとしている。ラミー事務局長は今年8月末で任期切れとなるが、再任された場合は4年間の任期が与えられる。後任候補者の届け出の締切は、昨年末までだったと伝えた。また、共同通信によれば、早ければ2月にも再選が確定する見込みとなっている。

両社は、WTOは昨年12月に新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の2008年中の大枠合意を目指す閣僚会合の開催を断念するといった難事が続いているため、ラミー氏の交渉の進め方に不満を示す声も一部にはあるが、欧米を中心に幅広い支持が得られているとみられていると報道した。

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