TBSラジオの学童向け教養番組「全国こども電話相談室」50年の歴史に幕を下ろす 3月一杯で
【2015年3月19日】
TBSラジオは3月18日、日曜日朝に放送されている「全国こども電話相談室」を3月29日放送をもって終了することを発表した[1][2]。
同番組は1964年7月に、ワイド番組内の1コーナーとして開始[3]され、生放送で全国の学童から寄せられる素朴な質問に、専門家が答えるという体裁で放送[3]。出演した回答者には教育評論家で僧侶の無着成恭(むちゃく・せいきょう)氏や、タレントの永六輔氏らがいた[1]。
2008年10月[3]からは、全国10局ネットによる録音番組[4]の「全国こども電話相談室・リアル!」としてリニューアル。人生相談の色合いが強い番組に移行し[3]、「こども電話相談室」の時代を含め、50年間にわたって放送された大長寿番組だった[2]。
TBSラジオの入江清彦社長は3月18日の定例会見[3]で「現代の小中学生は電話で相談ごとを持ちかけるよりも、(インターネット対応の)パソコンやスマートフォンを使うことになれている。メディア環境の変化で、一旦(こども電話相談室の)看板を下ろすことにした」と説明している[3]。また今後は「親子で聴ける番組の企画を模索している」としている[1]。
情報源
編集<references>
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 『「こども電話相談室」終了へ TBSラジオ、半世紀で幕』 — 北海道新聞, 2015年3月18日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 同番組公式サイト 『「こども電話相談室」が終わります!』 — TBSラジオ&コミュニケーションズ, 2015年3月8日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 『「こども電話相談室」終了…TBSラジオ』 — 読売新聞, 2015年3月18日
- ↑ 4.0 4.1 『「こども電話相談室」が29日で終了 TBSラジオ』 — 日本経済新聞, 2015年3月18日