NHK教育テレビ、12月29日の放送時間はたった9時間に CO2削減策の一環

【2008年12月6日】

NHKは12月4日に開催した福地茂雄会長の定例会見で、地球環境対策の一環として12月29日は教育テレビの放送を12時30分 - 21時30分 (UTC+9) の9時間のみに短縮することを発表した。産経新聞によると通常の月曜日付けの放送は5時00分から26時50分で、比べると12時間50分削られることになる。

福地NHK会長は今回の短縮放送によりアナログ放送の全国3100箇所ある送信所の放送電波を停止することで、およそ17,000kwh(キロワットアワー)の節電と約9.4トン二酸化炭素 (CO2) 削減されると説明しており、またこの日は総合テレビを含めて、環境関連の特別番組を集中して編成する。

日経新聞によると、NHKが日中の時間帯で放送を休むのはオイルショックの影響があった1974年1月から1976年4月以来のことで、NHKでは12月29日の選定理由について「語学講座番組などの再放送が中心で、影響の少ない日を選んだ」としている。

なお、「NHK教育テレビジョン、7月6日は23時で放送終了 地球温暖化対策」でも報じたように、NHK教育テレビでは2008年7月6日には深夜11時以後の放送を休止した事例がある他、産経新聞によると同年10月から毎週金曜 - 日曜日付けの深夜の放送を35分から1時間程度短縮している。

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