NHK、新衛星放送のチャンネル名決まる

【2010年12月11日】 NHKは12月9日(UTC+9)、2011年度からのBS衛星放送の新体制とそのチャンネル名を、電波監理審議会総務大臣の許可を得られたことを受けて正式に発表した。

サンケイスポーツによると、現在3つの放送チャンネル(衛星第1放送(BS1)衛星第2放送(BS2)、及びハイビジョン専門放送(BShi))で行われている放送を2つに集約し、報道・国際情報とスポーツを中心とした「BS1(ビーエス・ワン)」と、文化・娯楽・教養番組に特化した「BSプレミアム」の2つで放送するとしている。

NHKによると、「BS1」は日本初の衛星放送を開始した「№1」を自負するという狙いを込めて命名したもので、現在のBS1で放送している国際ニュースやスポーツ中継の更なる充実を目指していく。また「BSプレミアム」は、本物志向の文化・教養番組を提供することを目指している。サンスポによると、このチャンネルは主に40-50代を主な視聴者層として、ドラマやアニメなどのオリジナル新番組などを編成していくという。

「どんど晴れ」の特別編放送など、充実のオリジナルコンテンツ

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岩手日報によると、このNHK衛星放送の再編を受けて、2011年(時期不明)の2回シリーズで、2007年放送の連続テレビ小説どんど晴れ」のスペシャルドラマを放送する予定であると発表された。このドラマは岩手県の老舗旅館で働く主人公・夏美(演者・比嘉愛未(ひが・まなみ)さん)の成長を描く物語で、官民一体で続編放送へ向けた呼びかけが行われ、それが結実したという。朝ドラの続編は過去2例だけである。

また毎日新聞によると、BSオリジナルの連続ドラマも2本放送されることになり、琉球王朝を舞台にした歴史小説「テンペスト」(主演・仲間由紀恵さん)と、司馬遼太郎(しば・りょうたろう)氏が幕末の時代に生きた新撰組の青春像を描いた「新選組血風録」(主演・永井大さん)が年明け以後に製作開始される予定で準備を進めている。

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