NASA 2018年に再び宇宙飛行士を月面へ

【2005年9月20日】

シャトル技術を継承した計画中の新ロケット。NASAによるデザイン図

アメリカ航空宇宙局(NASA)は再び宇宙飛行士を月面に送り込むことを計画していることを発表した。NASAのグリフィン長官が19日に発表した。この計画は火星への探査飛行の第一歩として立案されている。

2018年を目指し、月面有人探査を計画する。宇宙飛行士4人が1週間を上限に月面に滞在する。年に少なくとも2回の月面探査を行い、宇宙飛行士が最大6ヶ月間月面に滞在する。

これにともない、2010年に退役予定のスペースシャトルに変わり、新たに4人乗りの多目的宇宙船(CEV)を、2012年を目処に開発する予定。CEVは10回まで再利用が可能。また有人探査に先立ち、早ければ2008年にロボットによる探査飛行を行う予定。

計画どおり2018年に実行され、月面に宇宙飛行士が降り立った場合、アポロ計画以来、実に46年ぶりの月面着陸となる。

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