JR3社のIC乗車券、来春に相互利用開始へ―東海道新幹線も切符いらずで

【2007年5月18日】

Suica改札口(資料/GFDL)
TOICA(資料/GFDL)

16日、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)の3社は、それぞれが発行する非接触型のICカード乗車券「Suica」「TOICA」「ICOCA」の相互利用を、2008年3月に開始すると発表した。日本経済新聞が報じた。「Suica」と「ICOCA」は既に相互利用が行われているが、「TOICA」が加わることで、三大都市圏を中心とした1,200程度の駅で使用できるようになるという。

また、毎日コミュニケーションズによると、JR東海は、同時に現行の「エクスプレス予約」(JR西日本と共に行う会員制で新幹線指定席のネット予約ができるサービス)会員向けに「エクスプレスICカード」を発行し、「Suica」等のIC乗車券と重ねてタッチするなどして、切符購入不要で新幹線-在来線の乗り継ぎが簡単にできるサービスも開始するという。

日経によれば、このほかのJRグループでも、今後ICカード乗車券の発行を検討していて、将来的には全社共通で利用できるようになる見通しだ。

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