JR貨物 車輪と車軸をはめ合わせる工程で不正
【2024年9月11日】
読売新聞によると、JR貨物は10日、車輪と車軸のはめ合わせの工程で不正があったと発表した[1]。運行中の8500両中564両で、車軸などの金属疲労が早まる可能性があるとのこと[1]。
なお7月24日には、山口県の新山口駅で脱線事故が発生し、事故車両の車軸が折れているのが確認されており、その事故の原因調査で、不正が発覚したが、同社は「運輸安全委員会が調査中のため、不正と事故の因果関係はコメントできない」としている [1]。
同社によると、安全が確認されるまで、不正のあった車両の使用を中止し、輸送力は最大で1割程度低下するとのこと[1]。
国土交通省は、本件を「輸送の安全確保を根底から覆す行為」だとして、11日に同社に鉄道事業法に基づく特別保安監査を行うという[1]。
なお不正があったのは、北海道の輪西車両所、神奈川県の川﨑車両所、広島県の広島車両所で、2016年以降、車輪や歯車を車軸にはめる作業で、上限を最大で10%超える圧力値が示されたにもかかわらず、作業をやり直さず、川崎車両所と広島車両所では、検査の記録表の改ざんも行っていた[1]。
各車両所で3〜5人の作業員か関与しており、社内で行なった調査では「作業のやり直しによる部品廃棄を避けたかった」と話したという[1]。
国土交通省は、9日から、不正のあった車両の使用停止を指示、また、車両所への立ち入りや、本社の安全管理体制も調べている[1]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 読売新聞 JR貨物の564両、はめ合わせる作業で不正…輪軸の金属疲労進行が速まる恐れ <リンク切れ> [アーカイブ版] — Yahooニュース, 2024年9月10日
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