JR津山線で列車が横転、乗客25人が怪我―岡山県岡山市

【2006年11月20日】

読売新聞によると、19日午前5時30分(UTC+9)ごろ、JR津山線の下り始発列車が岡山県岡山市玉柏牧山間で脱線し、横転した。乗客25人のうち、2人が重傷、残る23人も軽症を追った。運転士も怪我を負ったものの無事だった。

JR西日本によると、幅約4.8m~5m、高さ約1.8m、推定重量100tの大きな岩が線路脇にあり、周辺のレールは湾曲していたという。JRはこの岩が崖から落下し、レールを破損。その後始発列車が通過した際に脱線、横転したとみている。

東京新聞によると、玉柏―牧山間では2005年2月と2006年7月にも土砂崩れや落石があり、2005年2月には回送列車が突っ込むという事故もおきていた。そのため、JRは同区間の一部に落石検知器を設置したが、今回の事故現場は設置されていなかった。

JR西日本によると、津山線は玉柏―牧山間で運転を見合わせており、玉柏駅・牧山駅でそれぞれ折り返し運転を行っている。また、岡山野々口金川間で代行バスによる振替え輸送を行っている。

読売新聞によると、復旧のめどはたっていない。

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