J2リーグ・2010年をメドに18クラブへ拡大へ

【2006年1月19日】 1月17日のサンケイスポーツによると、日本サッカー協会Jリーグ将来構想委員会が1月17日に開かれ、「Jリーグディヴィジョン2(J2リーグ)の将来像」第1回報告として、将来的に現在の13クラブから増やす方向であることを発表した。

現在、日本全国の各地でJリーグへの参入を希望するクラブチームが増加していることを踏まえ、日本協会の同委員会では、J2リーグの拡充に乗り出すための計画として「J2リーグの理想的なクラブ数は22以上」とした上で、2010年をメドに18クラブ以上にする目標を定めた。また、現在のJ2加盟基準も明確な内容に改めて、各クラブの経営努力を促すことも提言しており、新たな入会基準として入会前年度の「1試合平均の観客動員が3000人以上」、「事業収入1億5000万円程度」などといった条件を提示。また各クラブの経営体質に沿った収支モデルも作成している。

現在J2では4回総当りを行っているが、参加クラブが増加した場合には総当りの回数を減らさなくてはならない。それぞれの対戦相手に対して同数の自チーム主催試合(ホームゲーム)と相手チーム主催試合(アウェイ)を設けるならば総当り数は偶数でなくてはならないが、2回総当りにしてはホームゲームが急激に減少してしまう。このため、変則的な3回総当りを計画している。またJFL地域リーグ都道府県リーグを含めた準会員クラブの制度も設けて、そのクラブとJリーグなどが積極的に支援するように求めている。なお、日本サッカー協会の調べによると、全国で30から50の地域クラブが将来的にJリーグ参入を希望している。

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