Jリーグ準加盟に北九州、富山承認 琉球は見送り

【2008年2月23日】 西日本スポーツによると、Jリーグは2月19日に理事会を行い、サッカーJFL日本フットボールリーグの3チームから申請があった準加盟についての審査を行い、カターレ富山アローズ北陸YKK APの合併チーム)とニューウェーブ北九州の2チームの準加盟を承認。またFC琉球は運営面の整備が充分でないとして認められなかった。これにより現時点でのJリーグ準加盟は栃木SCガイナーレ鳥取ファジアーノ岡山を含め5チームとなった。

読売新聞によると、このうち富山はJリーグの佐々木一樹常務理事からの連絡を同球団の古田暉彦専務理事が受けて「全会一致で準加盟が認められたそうです」と発表した時、事務所のスタッフから拍手があり、続いて会見で「Jリーグを目指す上でスタートに立った。残りの課題を克服しJリーグ入りを目指したい」と抱負を語った。また3月に県内中学生延べ91000人に対し、招待券を送り観客動員の増加を目指すことになった。

琉球新報によると、琉球が今回準加盟見送りとなった理由としては、(Jリーグが提示した基準を満たす)スタジアム確保も不充分であるとされている。琉球の野口必勝代表は「組織面の強化はある程度メドが付いている」としながら「スタジアム整備の課題が明確になったことによって、それをクリアーすれば目標のJリーグ入りが出来るという意味で逆にチャンスだと思う」と話している。

また、デイリースポーツによれば、今年度のJFLのリーグ戦公式日程が22日に発表され、今年度は3月16日から11月30日の予定でホーム&アウェー方式2回戦総当りで開催。新規に岡山、北九州とMIOびわこ草津滋賀県)の3チームが参戦し18チームで争う。上述準加盟チームは同リーグ4位以内に入ればJ2リーグ昇格の権利を得る。またJ2昇格チームがない場合、18チーム中の下位2チームが地域リーグ自動降格、16位チームは地域リーグ全国決勝戦の3位チームとの入れ替え戦に廻る。

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