Jリーグ・浦和対G大阪戦でサポーターの暴動騒ぎ

【2008年5月18日】

埼玉スタジアムにおける浦和レッズのホームゲーム(当該記事の試合とは関係ありません)

東京新聞によると、5月17日(UTC+9)に埼玉スタジアムで行われたJ1リーグサッカー浦和レッズガンバ大阪(G大阪)の試合終了後、両軍のサポーター応援団)が客席でののしりあいをし、G大阪の応援団員だった35歳の男性がスタンド最前列から3m下に転落し右足に負傷を負った。

東京新聞と毎日新聞がこの試合を主催した浦和の広報担当者や藤口光紀社長らの説明として報じたところによると、試合開始前の段階からG大阪の応援団の一部が浦和の応援席に水風船を投げ込みそれが子どもに当たり、浦和が敗れ試合終了となった後、浦和の応援団の多くがG大阪の応援席に押しかけて乱入し小競り合いに。また双方が応援席の境界用に作ったフェンス越しに応援旗のさおを投げるなどし、G大阪の応援団のメンバーの約1000人は3時間もスタジアムから出られない状態となった。これを受けて浦和は臨時のバスを用意してG大阪の応援団は埼玉県警の機動隊員らの誘導でバスに移動。浦和の応援団も「G大阪のサポーターの代表が浦和側のサポーター代表に謝罪した」として、浦和の運営部長の呼びかけに応えて帰宅し、騒動は午後7時ごろ収まった。

またスポーツニッポンによると、この暴動のきっかけの一つとして、岡田主審が前半44分に浦和ボールのスローインをG大阪に与えてしまう誤審があったとされている。闘莉王選手は「あれでは試合が荒れる」と激怒。また相馬選手も「ミスジャッジが多すぎる。これでは審判が主役だ」とコメントしていた。また試合後G大阪が勝利した時に、円陣を組んで「輪になれ、なにわ」と叫び喜ぶ儀式を行ったことから、闘莉王選手は「喜び方にも限度がある。場所を変えてやれといいたい」と注文をつけ、更にG大阪のバレー選手がこれに応戦し選手同士が小競り合いになる騒ぎとなり、更にG大阪の応援団が浦和の応援団をののしって一連の暴動を過熱化させたとしている。

東京新聞によると、浦和の藤口社長は「ホームスタジアムの運営責任としてサポーターが帰れなくなった事は問題」と、安全管理上の問題があった事を認める謝罪を行った。

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