Jリーグが愛媛FCのヒアリングを実施

【2005年11月17日】 サッカー専門新聞ELGOLAZO11月14・15日号によれば、来期Jリーグ加盟を目指しているJFL所属の愛媛FCに対して、Jリーグが11月11日にヒアリングを実施した。

ヒアリング実施会場となったJFAハウスに、加戸愛媛県知事・中村松山市長・亀井愛媛FC社長が鈴木チェアマンを訪ね、Jリーグ加盟に向けた具体的な事業内容など説明を行った。愛媛FCは、前回9月13日にJリーグ加盟の予備申請を行ったが、このときは、ホームスタジアムを予定している愛媛県総合運動公園陸上競技場の観客席数の少なさから、愛媛FCの来年度からのJリーグ加盟に対し「最低限の条件をクリアしようと言う姿勢ではお荷物チームを抱え込む事になりかねない」と鈴木チェアマンは難色を示していた。これを受けて愛媛県は、平成29年度国体開催に向けた愛媛県総合運動公園陸上競技場の整備計画を前倒しして実施する事を決定。Jリーグも施設面でのハードルを概ねクリアしたとの認識を示した。しかしながら鈴木チェアマンは、競技場内の記者室整備・駐車場の確保と試合前後の渋滞対策等の部分でも改善を行うよう愛媛FC側に求めた。

また鈴木チェアマンは「原則JFL二位以内」の姿勢は崩していない。愛媛FCは、13日のJFC第12節終了時点で、首位のYKK APと勝ち点差無しで2位、三位栃木SCとは勝ち点差4で残り3試合を残している。このため加盟可能性はまだ予断を許さない状況にある。

愛媛FCのJリーグ加盟は、来月12月3日JFLの全日程終了後に、Jリーグ臨時理事会にて決定される。

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