iPodから火花が出る事故 - 1月に神奈川で発生
【2008年3月12日】
asahi.comと東京新聞によると、アメリカ・アップルが製造する携帯型のMP3プレーヤー「iPod nano(アイポッド・ナノ)」で、充電中にバッテリー部分から火花が出る製品事故が1月神奈川県であったことが判り、経済産業省は3月11日、製品のそのものに原因が疑われる事故と発表した。
東京新聞によると、問題の事故は1月8日に神奈川県内で「MA099J/A」(中国製)という機種の製品を充電中にバッテリー部分のリチウムイオン電池が加熱して火花が発生したものである。これによる怪我人は出ていない。アップルはこの事故を3月7日に経済産業省へ報告した。これと同じ型の商品は日本国内では2005年9月から2006年9月の1年間で42万台が販売されていた。asahi.comによると、経済産業省の製品事故対策室は「事故報告はこの1件のみで、現段階で回収を促すことはない」としている。
また、asahi.comによると、iPodは2001年から発売を開始しており、今回のiPod nanoの他iPod shuffle(アイポッド・シャッフル)、iPod mini(アイポッド・ミニ)などを含めたシリーズ全体の製品販売台数は全世界で1億4000万台に及ぶ。今回の事故に関して、アップル日本法人は「詳細を把握していないので現時点でコメントは出来ない」と話している。
出典
- asahi.com 『「iPodナノ」、充電中に火花 今年1月、神奈川で』 — 朝日新聞社, 2008年3月11日
- TOKYO Web(経済) 『iPodから火花 経産省、原因調査を指示』 — 東京新聞, 2008年3月11日
- 『消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について』 — 経済産業省, 2008年3月11日
- 『アップル - iPod nano - 仕様』 — アップル, 2008年3月11日