FIFA汚職事件 プラティニ氏にも影響か

【2015年9月27日】

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ウィキペディア2015年FIFA汚職事件に関する記事があります。

FIFA汚職事件で現職のブラッター会長から不当に現金を渡したとされる疑惑のある欧州サッカー連盟プラティニ会長だが、1998年にFIFA顧問に就任、その後、2002年にFIFA理事に就任し、2007年に欧州サッカー連盟の会長に就任している。

今回明らかになった疑惑は2011年2月にFIFAの経費によってブラッター氏がプラティニ氏に200万スイスフラン日本円でおよそ2億4700万円)が支払われたもので、1999年から2002年の間の報酬とされている。今回の疑惑について、ブラッター会長の弁護士は声明で「契約は適切で、不正はなかった。スイス当局は捜査によって、それを確かめるだろう」としている。

しかし、2016年に行われることになっているFIFA会長選の最有力候補のプラティニ氏にとっては厳しい状況に追い込まれた。すでに、6つの大陸サッカー連盟のうち、欧州サッカー連盟アジアサッカー連盟など、少なくとも4つから推薦を受けているものの、今回発覚したプラティニ氏の疑惑によって、各メディアでは「プラティニ氏までが疑惑の対象になったことから次期会長の芽はないだろう」(イギリス・BBC)、「仮に違法でないとしてもFIFAの利益にならないことをした行為は(次期会長に)ふさわしくない」(イギリス・エクスプレス紙)と批判的な見方が多い。

ドイツの新聞であるフランクフルター・アルゲマイネの電子版は今回の疑惑について「解体せよ!」という記事の見出しで「新たな連盟の設立が必要だ」と厳しく批判しており、2016年2月に行われるFIFA会長選は候補者の誰が選ばれてもおかしくない状況を迎えている。

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