FIFA会長選 ヨルダンのアリ王子がスポーツ仲裁裁判所に提訴 投票ブース巡り
【2016年2月24日】
2016年2月26日に行われることになっているFIFA(国際サッカー連盟)の会長選挙をめぐり、2月23日に立候補しているヨルダンサッカー連盟会長のアリ王子の弁護士が会長選の延期を求め、スポーツ仲裁裁判所で訴えたことが判明した。
アリ王子がFIFAに対して是正を求めた内容は、投票する人物が誰の候補者に票を入れたかという証拠を残す行為を防止させるため、投票ブースの囲いが透明にするように求めたものである。しかし、アリ王子の要求に対してFIFAは要求を拒否。FIFA側は投票する人物が携帯電話を所持せず、投票ブースに入室することで懸念が解消されると説明した。この説明を聞いたアリ王子の弁護士によれば、この方法では懸念の解消は不十分であると主張している。
アリ王子は、スポーツ仲裁裁判所に対してこの2月22日に訴状を提出し、2月23日に受理された。今後の動きは、この2月25日の朝に、今回の件についての裁定が下ることになっている。
情報源
編集- 『アリ王子、会長選延期求める=CASに提訴-FIFA』 — 時事通信社, 2016年2月23日
- 『ヨルダンのアリ王子がFIFA会長選延期求める』 — 日刊スポーツ, 2016年2月23日