FIFA会長選の候補者 インファンティノ氏が公約を発表
【2016年1月20日】
この2月に行われることになっているFIFA(国際サッカー連盟)の会長選に立候補を表明している、インファンティノ(en:Gianni Infantino)ヨーロッパサッカー連盟事務総長が1月19日に選挙公約を発表した[1]。この選挙公約には「改革と良い組織統治」「民主主義と全員参加」「サッカー振興」の3本柱を挙げている[2]。インファンティノ氏は「FIFAは課題が山積しているが、私には必要な変革を推進する経験やビジョン、決断力が備わっている」としている[1]。
公約の内容は、FIFA改革委員会がFIFA理事会に対して提案した組織改革案の内容とほぼ同じで[1]、会長や理事に3期12年の多選制限をかけ、更には金銭の流れやFIFAワールドカップの招致プロセスを透明化させ、さらにはFIFAに入ってくる収入50%をFIFAが加盟しているサッカー協会におけるサッカー振興に振り分けるというもので[2]、理事会を再編し、権力を分散させることも盛り込んでいる[1]。
また、この公約にはFIFAワールドカップの出場枠を32から40に増やすことも明記しているが[2]、これについて、インファンティノ氏は「日程を3日間増やすだけで、競技の活性化に多大な影響を与えられる」と話している[1]。
情報源
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『インファンティノ氏、W杯出場枠拡大を公約=FIFA会長選で』 — 時事通信社, 2016年1月20日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 共同通信社 『FIFA会長選候補インファンティノ氏が公約を発表 3本柱で組織改革目指す』 — サンケイスポーツ, 2016年1月19日