FIFAのブラッター前会長ら3人がおよそ86億円の報酬をもらっていたことが発覚

【2016年6月5日】

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ウィキペディア2015年FIFA汚職事件に関する記事があります。

2016年6月3日にFIFA(国際サッカー連盟)は、FIFAの幹部が合わせて7900万スイスフランの報酬を不正に得ていたと発表したうえで[1][2]、スイスの検察当局に対して情報提供を行った[2]

FIFAから提供された情報によると、ゼップ・ブラッター前FIFA会長とジェローム・バルク前FIFA事務局長、さらに前FIFA事務局長代行の3人が共謀して[2]、2011年から2015年までの5年間に[3]、報酬として7900万スイスフラン(86億円以上)を授受する契約に加え[1][2]、FIFAワールドカップに関しての報酬を追加して授受する契約を結んでいたという[2]

ただしこの契約は、FIFA理事会への承認行程を経ていない契約であるという[3]。そのため法律違反であることが今回の問題点として指摘されている[3]。今後FIFAは、アメリカの司法当局に対しても今回の件について説明を行うとしている[2]。なお、AFP通信によれば、FIFAのブラッター前会長の弁護士から、「支払いは適切かつ公正で、世界の主要プロスポーツリーグのトップに見合っている」と反論がなされている[4][5][6]

情報源 編集

  1. 1.0 1.1 河野正樹、松尾一郎 『ブラッター氏ら3人ボーナス、5年計86億円 FIFA』 — 朝日新聞, 2016年6月4日
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 FIFA元幹部3人に86億円以上の不正報酬か』 — 日本放送協会, 2016年6月4日
  3. 3.0 3.1 3.2 FIFA前会長らにボーナス?87億円“受け取り”』 — テレビ朝日, 2016年6月4日
  4. ブラッター氏、報酬の正当性主張=FIFA』 — 時事通信社, 2016年6月4日
  5. ブラッター氏ら元幹部に不正報酬の疑い、FIFA内部調査で判明』 — AFP, 2016年6月4日
  6. "Raid on FIFA amid new revelations on Blatter payments"AFP、2016-06-03。