FIFAが緊急理事会を開催へ AFCのサルマン会長らの要求を受け
【2015年10月10日】
10月9日、アジアサッカー連盟のサルマン会長(en:Salman Bin Ibrahim Al-Khalifa)はFIFAのハヤトウ会長代行に対して、FIFA(国際サッカー連盟)に緊急理事会を開催させることを求め文書を提出した[1]。アジアサッカー連盟の公式サイトに公開された文書によれば「異常事態なので会合を開くことが求められている。難局を乗り越えるために協力しなければならない」というサルマン会長からのメッセージが記してあった[1]。また、FIFAの理事を務めるニースバッハ(de:Wolfgang Niersbach)とギル(en:David Gill)の2人もFIFAに対して緊急の理事会招集を求める文書を送付している[2]。
これを受け、多くのヨーロッパとアメリカのメディアが伝えたところによれば、FIFAでは10月20日に理事会をチューリッヒで行う事を検討していて[2]、日本サッカー協会の副会長かつFIFA理事も務めている田嶋幸三氏も「緊急理事会は行われる」と報道陣に対して語り、理事会の緊急開会は既定路線であることを明らかにした[3]。緊急理事会で求められる喫緊の課題として、FIFA会長選挙の日程延期について検討がなされる見通しである[2]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 『AFCサルマン会長がFIFA緊急理事会開催を要望』 — 日刊スポーツ, 2015年10月9日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『FIFA緊急理事会開催を検討 会長選延期も議題に』 — 日刊スポーツ, 2015年10月10日
- ↑ ロンドン時事 『FIFA、緊急理事会を開催へ=次期会長選延期か』 — 時事通信社, 2015年10月10日