FIFAが抜本的な組織改革案発表

【2015年9月12日】

9月10日に、FIFA(国際サッカー連盟)のスカラ監査・法令順守委員長は、自らの組織であるFIFAに対して8つの項目にのぼる組織改革案を提案した[1]

今回明らかにされた26ページにも上る提案書によれば[1]、会長・理事の任期を3期12年に制限したうえで[1][2]、それぞれの委員会の人数の大幅削減[1]、さらに、すべての理事に対して身辺調査を行うこと[1]、加えて理事の報酬開示を行い透明性の向上を図る方針を提案書で提示している[1][2]。また、理事会については、「統治部門」の委員と、「運営部門」の委員に分けることも提案されている[3]。さらに、FIFAワールドカップの招致の規約・手順について改定を行う必要があると、この提案書では指摘している[1]

今回明らかにされた提案書の内容を踏まえ[1]、FIFAに設置された改革委員会が最終的な改革案をまとめた上で[4]、2016年2月に行われるFIFA臨時総会に提案される[1]

情報源 編集

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 ロンドン時事 『任期制限導入など改革案=W杯招致プロセスに提言も-FIFA』 — 時事通信社, 2015年9月10日
  2. 2.0 2.1 サッカー=FIFAが改革案発表、実現可能性は不透明』 — ロイター通信, 2015年9月11日
  3. 共同通信 『【FIFA汚職】多選制限など改革案公表 スカラ委員長』 — 産経新聞社, 2015年9月10日
  4. 汚職問題に揺れるFIFA、改革案が発表される』 — フランス通信社, 2015年9月11日

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